海に行くと残念なことに、このような光景が普通になってしまいました。

ゴミとして捨てられた石油製品は波に揺られ、波打ち際でどんどん細かい破片へと砕かれていきます。

1mm以下になった物を総称してマイクロプラスチックと呼んでいます。

石油製品・プラスチックを分解できるバクテリアはほぼ存在しません。

小魚や貝がマイクロプラスチックをプランクトンと間違えて食べ、体に取り込みます。

クジラや亀は大きなビニール袋でも餌になるクラゲと間違えて飲み込んでしまいます。

排出されることもありますが腸が詰まり死ぬ例も最近は増えてきました。

プラスチックはそのまま体内に残ったりする物もあります。

胃液などで溶かされ有害物質に代わった物が体内に吸収され蓄積もするようです。

それらの魚を食べた魚が更に有害物質を蓄積してしまう食物連鎖での濃縮が起こります。

魚や貝だけでなく、海藻にも付着したりして人間が食べる際に体に取り込んでしまいます。

ある研究によると一人あたり1週間でプラスチックカード1枚分の有害物質を取り込んでいるという結果もあるようです。

2人に1人が癌になると言われる現代。原因は何でしょう?

ストレス、遺伝、生活習慣、食べ物、添加物や有害物質と言われています。

生活になるべくこれらの原因を取り除いていく事が必要になります。

特に添加物の基準が緩い日本では食べ物に気を付けて行かなければなりません。

話は変わりますが、もちろん塩もプラスチックの影響が出ます。

塩は海水を濃縮して作ります。

古来から伝わる製法では殆どプラスチックを残したままの塩になってしまいます。

ちなみに「マイクロプラスチック 塩」というキーワードで検索してみましょう。

googleによる検索結果(別ウィンドウが開きます)

世界の塩の9割にマイクロプラスチックが検出されたという検索結果が沢山出てきます。

では、残りの1割はどんな塩でしょう?

・一部の地域で採掘できる昔の塩が固まった岩塩

・イオンフィルターでナトリウムだけを抽出した精製塩

だそうです。精製塩についてはご存じですね。お店で大量に安く売られている塩です。

食用塩の種類や特性については別のページで説明して行きます。

食用塩 種類と特性    

マイクロプラスチック・ゼロ

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